大雲窯 ( 穴窯 ) の設計図
地鎮の儀 : 祝詞をあげ、手作りの御幣で工事中の安全を祈願。
概ね床付面 ( トコヅケメン ) の完了したところです。
焼成室床の断熱レンガ下の均モルタルとX・Y方向の芯墨出し。
煙突部の捨てモルタル ( 位置決め用 )
焼成室一段目の断熱レンガ敷並べ完了。
煙突基礎コンクリート打設。
焼成室2段目の断熱レンガ ( イソライトB2-S100 ) 敷並べ完了。
イソライトB2-S100は、耐熱性を欠く可能性ありで全部やりかえ。
古材の目地を落として、イソライトの替わりに敷き並べる。 古材を削るため、ホコリとレベル調整に泣かされる。
異形の材料の為にこうした削り合わせは大変です。 ( 焼成室壁と作品棚の段付け部分 )
床三段目 ( 仕上げ部 ) の仮敷き。
床完了後、出入り口柱と外壁一段目。
焼成室床、外壁一段目と作品棚段付 ( 框 ) 完了。
捨間床、不陸整正後均しモルタル。
捨間床、断熱レンガ一段目完了。
捨間床、断熱レンガ二段目完了。
捨間床、耐火レンガ敷き完了。
2007年6月末の全景 ( 捨間の框と狭穴仮並べ )
焼成室外壁2段目と捨間の外壁1段目完了時。
捨間段付部奥の床、不陸整正後均しモルタル。
焼成室外壁2段目の外側にキャスタブル ( アサヒキャスター13s ) 流し込み。
同上。
捨間奥の床断熱レンガ一段目完了。
捨間奥の床耐火レンガ仕上げ完了。
狭 ( さま ) 穴5ヶ所と仕切り壁下部分完了。 両端はセラミックシートで壁と外壁にEXP.Jを設置。( 熱による伸縮対応 )
煙道床の均しモルタル完了。 ( レベル確保が大変で4回目にできる ) 奥は煙突の基礎コンクリート。
煙道床は断熱・高さ合せの為、軽カル板、イソライトシリカボード、イソライトB2-S100、これに耐火煉瓦を敷いて完了。 ※ イソライトシリカボードは、湿気に弱く失敗でした!
煙道2段積と1段目境にダンパー ( ステンレス板 370×350×6 ) を設ける。
煙道、蓋以外完了。
上からドラフト調整。
出入り口アーチの組み始め。
隅々にはキャスタブルを流し込む。
仕切壁と本体壁との取合部にセラミックシートを挿入。
仕切壁の屋根 ( ドーム ) 材受部分 ( 正面より ) 。
焼成室と捨間の堺に大判レンガ使用。
捨間を真上より見る。 ここにチェーンブロックをつけて、捨間の天蓋を吊り上げる。
捨間内部の各部詳細1
捨間天蓋受けにステンレスダボを埋込み、焼成室の膨張により大判レンガの動きを抑える。( うまくいくかどうかわかりませんが・・・ )
屋根材受けの型枠組手順1 安・楽社長に頂いたクシ型が重宝しました。
屋根材受けの型枠組手順2
屋根材受けの型枠組手順3
屋根受け型枠完了。( 正面より )
陶管の位置はここでいいかな?温度計用の穴の位置は??と思案中・・・
本体壁外側三角部分にキャスタブル13Sを流し込む。 型枠は、そこらにある板を利用して手間を省く。( 実は面倒くさいんです・・・ )
キャスタブル用の枠を脱型。 すっきりとはしませんが、こんなものでしょう。全て隠れてしまうから。
焼成室の陶管2ヶ所セット完了。 奥には温度計用の穴 ( Φ21 ) も空いています。
だんだんドームも完成間近ですが、これからが大変です。 頭で描く物と現場が一致しません・・・
レンガは下側から積み上げてもいいのですが、上部から両脇に積み下げてみます。
クサビ状の三角形は、日の丸窯業のRA15又はRA165を使用しました。鋸で切れて加工が簡単です。
ここはプラストSK34です。
ドーム状ですので、どうしてもこんな細工が必要になってきます。気が遠くなるような作業です・・・
仮合わせですが、ここまでが大変。 見るのは簡単、やるのは大変!
やっとドームが塞がりました。後は上塗りだけです。
捨間の屋根フレームです。
捨間本体のみ完了。 あとは鉄骨部に断熱レンガを切り込みます。
煙突の施工状況です。 寒いので、布団をかぶせて養生しています。
煙突の状況。
煙突部の外廻り ( 雨懸かり ) は、材料を変えました。 内側 = 耐火モルタル SK-32、外側 = タイルメント使用。
いよいよ捨間屋根に着手しました。
同じく型枠完了。
裏面を見たところです。
表面の化粧が完了したところです。
パッキンとして、イソウール(1400℃用)を貼り付けているところです。
現状外観です。
出し入れ口廻り断熱レンガ積み。
断熱レンガ積みも1/4位完了です。
同側面より。
煙突上部、残りの1M分もやっと完成致しました。 トップにはキャスタブルを打ち、4隅にアンカー(メネジΦ12)を埋め込んでいます。(何かの役に立つかも?と思って・・・)
左側面の断熱レンガ積みがやっと完了。 下部は全て古材を使用。最終的には地中に埋まります。
5月末の正面。
同右側面の現況。 4、5月は畑作業が忙しくて、窯造りが大幅に遅れました。 今日(6月5日)も梅の粗漬けで一日つぶれました。 今年は梅干しを20Kばかり作ります。
捨間の壁3方も断熱レンガ完了。
どうしてもこんな所が発生します。摺り合せが大変です。
やっと、やっと断熱レンガ積みが完了。右側面。
正面より。
左側面より。
型枠作業中3。
焼成室床のロストル、足用の型枠です。
型枠固め完了。
コーナー面木完了。
二人応援に来てもらい、キャスタブル打設中です。途中で材料不足(15袋分位)に気付き、木下築炉の安楽社長にTELする。すぐに取りにおいで!に感謝感謝!本当にありがとうございました。
戦い済んで?安楽社長のおかげで無事全ての型枠にキャスタブルが収まりました。元の静けさに戻ったところです。お二人さん暑い中ありがとう。
キャスタブルの天端の養成中です。 全てのキャスタブル天端に湿潤養成4日位。
断熱レンガ(イソライトB2)の吸水性大につき、ハイフレックスの4倍液を塗布して、耐火モルタルA、S、Dを下塗りとしました。
下塗りをした後、追っかけ保護モルタルを掛けてコテ押えしたところです。 (株)陶和式です。乾燥待ちの為夜中までかかりました。
屋根モルタルの左側面。
やっと全ての型枠を脱枠しました。正面は努力の甲斐もなく、無様なありさまです。型枠の固めがあまかった。
屋根の保護モルタルにもシート養成中です。
内部のロストルの足部も脱枠しました。
ロストル足の中仕切りに連通穴を設けました。空気が自由に動けるように。 はたして・・・
ロストルを正面より見たところ、長2丁と1.5丁レンガをセットしています。
ロストルを上面より見る。
正面のアバタを安楽社長が見かねて職人さんを2人寄越してくれました。暑い中ありがとうございました。何のもてなしもせずごめんね。
安楽社長の教育だと思いますが、手際良く素直で2人共好青年でした。本当にありがとう。立派な大人になられます様、祈らずにいられませんでした。
正面が前よりもずっとすっきりしました。 窯名と施工年月日にも墨が入ればもっとすっきりすると思います。
私なりの焚き口廻りにしてみようと思います。1段目は両サイドの足(キャスタ)で作ってます。2段目は巾いっぱいの長さで奥行きは3分割にしています。
3・4段目は市販の耐火レンガ利用です。
5段目は小御門社長にいただいた特殊な寸法(サイズ)を利用しています。6段目の焚き口両端はキャスタで作成しました。7段目は長2丁を2列にしています。
8段目はキャスタで作成。未だ型枠は脱枠していません。うまく出来るか多少不安あり。
焚き口蓋(ステンレス)の仮り置き。
やっと焚き口が完成しました。
焚き口空気孔をふさいだ状態。
やっと外廻りの工事にかかりました。
コンクリート打設中。
型枠解体後全景。
乾燥焚き中。 勝田さん、いろいろとありがとうございました。
910℃で乾燥焚きを終了しました。
終了後の開口部塞ぎ状況。
11月16日 ポール鉄心和尚、ゲイル天空尼僧による落慶供養。
ずっと気になっていた外回りの工事もやっと終わり、窯が完成いたしました。